B型肝炎訴訟の弁護士費用はいつ支払うの?

B型肝炎訴訟とは

集団予防接種の結果、B型肝炎に感染した人への国の補償

 B型肝炎訴訟は、過去に行われた集団予防接種によりB型肝炎に感染してしまった方々が、その損害に対する国や関連機関への補償を求める法的手続きです。この経緯は、使用された医療機器が適切に滅菌されておらず、多数の人々がB型肝炎ウイルスに感染する原因となったためです。感染した個人は健康上の重大な支障を被ることになり、その責任を問うために訴訟が行われます。

B型肝炎訴訟の流れ

 B型肝炎訴訟の流れはまず、潜在的な原告がB型肝炎の診断を受け、訴えを起こす適格性があるか弁護士と相談します。適格であると判断された場合、訴訟を起こすための準備が始まります。これには、医療記録の収集や証拠の整理が含まれます。その後、裁判所に訴えを提出し、訴訟が正式に開始されます。訴訟プロセスには何回かの聴聞が含まれ、最終的には和解または裁判所の判決によって解決されることが多いです。訴訟の成立しなかった場合の弁護士費用の取り扱いや、最終的な給付金請求の流れなど、多くの詳細が関連してきます。

弁護士費用の支払い

B型肝炎訴訟における弁護士費用の相場

 B型肝炎訴訟における弁護士費用は、訴訟の内容や進行具合によって異なることがありますが、多くの場合、成功報酬制が採用されていることが一般的です。弁護士から直接サポートを受けるための費用として、和解金の15%が報酬として設定されることが多いです。さらに、弁護団活動費や原告団活動費としてそれぞれ和解金の1%が必要です。成功報酬制のため、訴訟に勝訴・もしくは和解した場合のみ支払うことになります。

弁護士費用の支払いタイミング

 弁護士費用の支払いタイミングは、主に給付金の受取後となるケースが多いです。これは、給付金受取り後に後払い制度を採用しているケースが多いためです。社会保険診療報酬支払基金から給付金が支払われる際に、弁護士費用が控除される形として支払われます。つまり、クライアントは給付金から直接弁護士費用が差し引かれた額を受け取る形となります。

何か理由で裁判が成立しなかった場合の弁護士費用

 提訴が行われなかった場合や訴訟が別の理由で成立しなかった場合については、弁護士費用の支払いについては発生しません。ただし、訴訟を準備する過程で発生した印紙代、送達費用、その他の諸費用については、依頼者が負担することが一般的です。これらの費用は、訴訟を提起する前段階で必要となる費用のため、裁判が成立しなかった場合でもこれらの負担に変わりはありません。

給付金請求の流れ

請求〜給付までの期間

 B型肝炎訴訟における給付金の請求から受け取りまでの期間は、ケースによって異なりますが、一般的には請求を行ってから数ヶ月から1年程度を要することが多いです。給付金の請求手続きには、必要な書類の提出や複数の手続きが伴うため、迅速な進行を促すためにも弁護士と密に連携することが重要です。

給付金の額

 B型肝炎訴訟における給付金の額は、感染の病態や影響によって異なります。最大で3600万円まで受け取ることが可能で、具体的な金額は訴訟の過程や和解の条件に応じて決定されます。この金額は、感染による健康被害の重さや、将来にわたる治療費などが考慮されるため、個々の事情を詳細に弁護士に説明することが求められます。

給付金から弁護士費用を差し引くことは可能か

 当事務所では、給付金を受け取った後に弁護士費用を支払う後払い制度を採用しています。また、弁護士費用は給付金から控除される成功報酬制を採用しており、和解が成立した場合には和解金の一定割合が弁護士報酬として支払われます。具体的には、和解金の15%が弁護士報酬として、実質的な負担は11%程度です。この制度により、訴訟を行う際の初期費用の負担を軽減できるため、経済的な負担を心配される方も安心して訴訟を検討できます。